こんにちは、まどろみ研究室です。今日は英語学習の効果的な方法、動詞中心の「コロケーション」について書きます。
後半では、超おすすめの本もご紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね。
単語帳の罠
英語の勉強って、みんな語彙力アップを頑張りますよね。私も昔は単語帳を買っては、最初の数ページだけ覚えて満足し、きれいなまま本棚行き...というパターンの繰り返しでした。
よく考えてみると、関連性の低い単語をバラバラと暗記しても、実際の会話ではスムーズに出てこないんですよね。
例えば、「紛争、選挙、譲歩する、驚くべき」なんて単語を並べられても、「何のこっちゃ」ですよね。
不毛なボキャビルは楽しくない
こんな風に単語を覚えるのって、まるで穴の開いたバケツに手で水をすくって入れるような、不毛な作業に思えてきます。
受験生の時はいざ知らず、「苦行」って感じで、モチベーションが続かないんですよ。
語呂合わせ、語源を使って憶える…どれも効果があるんだけど、なんか暗記が目的化しちゃうんですよね。使える英語力の獲得がゴールなのに。
日本の英語教育のモンダイ
日本の英語教育って、実践的なコミュニケーション力よりも試験対策に偏っている感じがしませんか?
その結果、読むのは得意だけど、いざ話すとなると言葉が出てこない...そんな「中途半端な英語力」の人が多いような気がします。まぁ自分のことですけど。
衝動買いした本でブレイクスルー
ところがある日、性懲りもなく書店で英語の本を見ていたら、一目惚れした本があったんです。「また積読じゃないの」と妻に言われそうでしたが、この衝動買いが大当たり!
これが「CD2枚付 世界のエリートを唸らせる 話すビジネス英語」(塚本 亮著)でした。
「相性動詞」が鍵だった
この本で強調されているのが「コロケーション」、特に自分がよく話すトピックと相性の良い「動詞」をセットで覚える方法なんです。
この本のすごいところは、ビジネスでよく使う基本トピックを50個厳選してくれていること。例えば、「decision」、「information」、「market」、「customer」、「strategy」といった感じ。
そして、これらのトピックと相性の良い動詞が、実用的な例文と一緒に紹介されています。これで、実際のビジネスシーンで使える表現を効率よく学べちゃうんです。
相性動詞の例(decision)
例として、「decision」の相性動詞とコロケーションの幾つかを抜粋します。
- accept a decision,決断を受け入れる
- ad hoc decision,その場の決断
- applaud a decision,拍手を送る
- back a decision,決断を後押しする
- bold decision,大胆な決断
- buying decision,購買決定
- delay a decision,遅らせる
- demand a decision,求める
- elaborate on a decision,決断について詳しく説明する
- heartbreaking decision,悲痛な決断
- justify a decision,決断を正当化する
楽しく効果的な学習法
まず、各章のトピックと、相性動詞の組み合わせを、ゆっくり憶えます。
次に、例文を声に出して練習して、ニュアンスをつかみます。
催眠状態(深くリラックスした状態)で、かっこいいビジネスパーソンになりきります。
学んだ表現を自分なりにアレンジして、ぶつぶつ喋ってみます。
これを続けていくと、驚くほど自然に英語が口をついて出てくるようになりますよ。
自分の興味や仕事に関連するトピックから始めて、実際の会話でもちょっとずつ使ってみると良いと思います。
コロケーションが効果的な理由
<文脈と一緒に学べる> 単語を孤立して覚えるんじゃなくて、使う場面と一緒に学べます。
<自然な表現が身につく> ネイティブの人が実際に使う表現を覚えられます。
<記憶に残りやすい> 関連付けて覚えるから、長く記憶に残ります。
<実践で使える> 必要な場面ですっと適切な表現が出てきます。
ブレイクスルーの実感
正直、私はまだまだ英語力は発展途上です。でも、この本との出会いで確実にブレイクスルーが起きたんです。英語が口をついて出てくるようになり、ビジネスシーンでの会話が格段に楽になりました。
語彙力を増やすのは大切ですが、やみくもに単語を覚えるのはちょっと効率が悪いかも。コロケーションを意識した学習で、より自然で流暢な英語を身につけちゃいましょう!
みなさんも、ぜひコロケーション学習を試してみてください。きっと、英語が口をついて出てくるようになりますよ!
それじゃ、また次回のまどろみ研究室でお会いしましょう。Happy learning💤