生成AIが注目を集めています。多くの職種が消えるとか、人間は不要になるとか、様々な議論が飛び交っています。そんなAI時代に、ぼくたちは如何に自分らしく生きるべきか。
ユングの提唱する「集合的無意識」の概念や、「アカシック・レコード」という考え方にヒントを求めてみました。
「集合的無意識」とは?
カール・ユングは、個々の人間が共有する深層心理の領域を「集合的無意識」と呼びました。彼の理論によれば、私たち全ての人間の心の中には、普遍的な記憶や経験が保存されている層があり、これが人類全体の知識や知恵を形成しているのです。
これには神話、象徴、普遍的なテーマが含まれ、個々の無意識と繋がることで私たちに影響を与えています。
この考え方に基づけば、私たちは自分自身の内側に「大いなる智慧」に至る道を持っていると言えます。
エドガー・ケイシーのリーディングとアカシックレコード
「アカシックレコード」という概念は、全ての出来事や知識が記録されている宇宙的な情報の場を指します。ユングの集合的無意識との類似を感じますね。
エドガー・ケイシーは、このアカシックレコードにアクセスすることで未来を予見し、治療法を提供したとされています。彼のリーディングは多くの人々に影響を与え、集合的無意識の存在を証明する一例とされています。
偉人たちと集合的無意識へのアクセス
歴史上の偉人たちがどのようにして新たなアイデアを生み出し、時代を変えてきたのかを考えるとき、彼らが「集合的無意識」にアクセスしていた可能性が浮かび上がります。
例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチやアルベルト・アインシュタインなどは、単に特別な才能を持っていただけでなく、無意識の知識にアクセスする能力を持っていたのかもしれません。この能力は、深い洞察力や創造力を支え、彼らの業績に寄与したと考えられます。
生成AIは「擬似アカシック・レコード」か?
かつてフォン・ノイマンは、人間の認知をモデル化してコンピュータを発展させました。そのコンピュータを脳神経細胞のごとく連結してインターネットが生まれました。そして今、まるで集合的無意識を単純モデル化したような「生成AI」なるものが時代を席巻しています。
生成AIは人間が生み出した膨大なデータを学習して、優れたアルゴリズムにより知識を生成します。驚くほど革新的であり、超絶便利。まさに擬似アカシック・レコードと言えそうですね。
とはいえ、AIが学習するデータは主にインターネットから収集された情報であり、そこには偏りや誤りなど、多くの課題があります。人間の無意識下の知識や経験まで、すべてを反映しているわけではありません。
本当の意味での「人類の智慧の集積」たり得るのは、まだまだ先の話しではないでしょうか。
生成AIと検閲、権威による支配
AIの開発や運用には、どうしても検閲だとか、権威による介入が関わってきます。
これにより、AIが生成する情報は「偏り」や「制限」が加えられる可能性があることは、十分認識しておく必要があります。気づかぬ内に、何者かによって認知がコントロールされている、なんて事もあるかも知れません。
私たちは、AIがどのように検閲され、その結果どのような影響が生じているのかを、深く考える必要があるでしょう。
自由への道を探る
生成AIの時代を生きる私たちは、自由に自分らしく生きるために、テクノロジーを大いに活用していきましょう。ただし、細心の注意を払うことは忘れずに。
そしてまた同時に、エドガー・ケイシーのような、普遍の智慧の泉にアクセスする能力を、磨いていく必要があるかも知れませんね。
テクノロジーの力と、自身の内なる智慧の合わせ技こそ、ぼくらが真の自由に至れる早道なのじゃないかと。
集合的無意識へのアクセス
生成AIを活用するには、まずそこにアクセスして、「プロンプト」と呼ばれる指示をAIに与える必要があります。同様に、われわれは、集合的無意識やアカシック・レコードにアクセスして、智慧を汲み出す何らかの手続きが必要となるでしょうね。
ここで言う「アクセス」とは催眠によって変性意識状態に入ることであり、そして暗示の言葉が「プロンプト」に相当するのではないか。ぼくはそんな風に考えているわけです。
まとめ
そう言うわけで、生成AIなどのテクノロジーは、大いに活用していきましょう。
そして催眠や自己暗示によって、自身の奥底に眠る膨大なリソースにアクセスする道を探っていく。
それが生成AI時代に、人が人らしく生きるための、一つの道じゃないでしょうか。
ではまた。