今年も始まった新人研修も3ヶ月目に突入。7人のZ世代新人を指導する中で、彼らの吸収力とポテンシャルの高さに驚かされる日々。
ネットではZ世代についてあれこれ議論があるようですけど、彼らの潜在意識には多くのリソースが埋蔵されていると感じますね。ぼくたちこそ、時代に合った新しい働き方を、彼らから学ぶべきでしょう。ちなみにぼくは、マジンガーZ世代です。
さて、わがチームの研修で大切にしているのが、「学び合い」の姿勢。ヒントを与えながら一緒に考え、双方向のコミュニケーションを大切にしています。 この方針で研修を行うようになって4年。新人がほぼ辞めなくなりました。
Z世代が伸びまくる、そして辞めなくなった「新人研修のポイント」を5つご紹介します。
1. 教えるのではなく、学び合う。
「教える」とか「指導する」という意識を頭から消します。課題について一緒に考え、時には彼らから学ぶ姿勢でのぞみます。 教えすぎないって、これが案外難しいんですけどね。教えたくなる衝動をぐっと抑えて、ヒントを出すに留めます。
2. メールで日々の気づきを共有。
新人とは、ひとりひとり個別に、メールベースのコミュニケーションを取ることを重視しています。日々の気づきや学びをメールで報告してもらい、必ず丁寧に長文で返信するようにしています。一日に何往復かすることもあり、7人を相手にするのは結構大変です。
彼らは、気になったやり取りを印刷して、大切にファイリングしてくれてるんですよ。作り込まれた資料より、このメールが有益だと言うんです。 返信しすぎて手が腱鞘炎になりそうですが、そんな事言われたら止められませんよね。
3. 個別対話(1オン1)の実施
メールでのやり取りが盛り上がると、1オン1に移行する事があります。その際、徹底して新人の話しに耳を傾け、うなづき、微笑み、おうむ返しや相槌を打ちます。その時もやはり、何か教えるとか、何かの結論に誘導したりはしません。
4. 全てを肯定し、自信とモチベーションを高める。
良いところを見つけ出し、徹底的に褒めます。そうやって新人の自信とモチベーションを高めるよう心がけています。 ミスする度に凹んだり、すぐ他人と比較して落ち込む人がいます。そこで普段から「失敗する人ほど伸びる」、「意外な人が伸びる」などの声がけをしています。 そして毎年、「今年の新人は有望だ」と社内で吹聴して回ってます。
5. 控えめで寄り添う存在であること
新人の成長を邪魔せず、必要な時に寄り添う存在せあるように心がけています。最近、新卒社員から、ぼくの眠そうな顔は「圧を感じないから良い」と評価されました。それで良いと思ってます。
まとめ
研修は一方通行ではなく、お互いに新鮮な視点を共有し、共に成長する場であるべきですよね。残業が増えますけど、若い方達と真剣に向き合い、未来を創造していくことの意味は大きいです。彼らはめちゃめちゃしっかり応えてくれます。
ではまた。